HOMEメイン > 三重大学生物資源学部海洋微生物学研究室によるMEKの殺菌効果試験

2009年02月05日

三重大学生物資源学部海洋微生物学研究室によるMEKの殺菌効果試験

試験名

海水中におけるMEK-3の殺菌効果試験

試験機関

三重大学生物資源学部海洋微生物学研究室

試験方法

(1)試験菌株
Escherichia coli K-12 (大腸菌)
Enterococcus asini (腸球菌)
(2)使用培地
普通培地(大腸菌の継体、培養用)
MRS培地(腸球菌の継体、培養用)
共に37℃、振盪培養
(3)試験操作
①前培養し洗浄した菌体100μlを10ml試験管に接種した。
  10ml試験管には最初からMEK-3溶液を入れておき、接種した時点を0day、
  24時間後を1dayその後は2,3,5,7dayとし実験を進めた。
②菌数の計数は、マイクロプレートに接種しMPN法により行った。
③プレートを37℃で48時間培養した後に、MPN表による菌数の算出を行った。

①大腸菌
水道水(コントロール)
人口海水(コントロール) 
MEK-3 1g/L濃度の水道水
MEK-3 1g/L濃度の人口海水
図1.jpg

②腸球菌
水道水(コントロール)
人口海水(コントロール)
MEK-3 1g/L濃度の水道水
MEK-3 1g/L濃度の人口海水
図2.jpg

試験結果

MEK-3(1g/L)を溶かした溶液ではすべてにおいて菌数の減少が確認された。
人口海水では約10000000 個の菌が早い段階(24 時間以内)で殺菌された。

投稿者 Webmaster : 11:04