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2005年01月28日

アパタイトと二酸化チタンによるハイブリッド光触媒

アパタイトは、細菌やウィルスなどのタンパク質やアンモニアや窒素酸化物、アルデヒド類などの吸着能に優れ、それらを大量に吸着することができる。

そのため環境改善材料としての利用も可能である。一方、光触媒は光を照射することで強い酸化力を生じるため、有害な有機化学物質や細菌、臭いなどを分解し炭酸ガスや水などに分解・除去することができる。

反面、樹脂や有機系の塗料や繊維などに粉末を混合すると機材やバインダーそのものを分解して、変色させたりぼろぼろにしてしまうためそのままでは混合して応用できない。また、大気中に浮遊したり水中の分散している有機物や細菌などをその表面に引き寄せたり多量に吸着しておくことはできないため、たまたま接触した物質しか分解できない。

さらには、最も重大な欠点として、光が当たらないとまったく機能しないことが挙げられる。

そこで、これらのアパタイトや二酸化チタン光触媒の欠点を補うため、二酸化チタンの表面にナノメートルオーダーのアパタイト結晶を析出させた複合材料が開発された。

この複合材料は、以下のような点で優れており環境浄化材料としての応用範囲を飛躍的に拡大する可能性がある。

投稿者 Webmaster : 2005年01月28日 12:46

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